熱電
ねつでん
名詞
標準
文例 · 用例
今鋭敏なる熱電堆をもって気温を測定する時は、如何なる場合にも一尺を距てたる二点の温度は一般に同じからず。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
近来電気の応用が盛んになるにつれて色々の事に炭を使う、白熱電灯の細い線も炭、アーク灯の中の光る棒も炭である、電話機の受話口の中の最も要用なものは炭でこしらえた丸薬のようなものである。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
新しい白熱電灯 近頃トムソン・ボーストン会社で専売特許となった白熱灯の炭素線は純粋な石墨だという。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
すると強い電流がきたときは、フィラメントは明るく輝き、たくさんの熱電子を出すし、弱い電流がきたときはフィラメントは暗く光って、熱電子は少ししか出てこない。
— 海野十三 『宇宙女囚第一号』 青空文庫
この熱電子の進路を、ブラウン管の制御電極でもって、はじめと同じように走査してやると、電光板の上に、最初と同じような写真が現われる。
— 海野十三 『宇宙女囚第一号』 青空文庫
あたしは女のような見せかけをしているけど、man の頭にまだ Wo がついていない中性温度的存在で、熱電率も起電力もゼロだから、まわりに迷惑をかけることはないが、こういう人の悪い見物の前でそんな芸当をやってのけるのは、いくらあたしでも勇気がいる。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
ヘンリーがアメリカから来て、キングス・カレッジで他の科学者と一緒になったとき、皆が熱電堆から出る電気で火花を飛ばそうと試みた。
— 電気学の泰斗 『ファラデーの伝』 青空文庫
更に一八七九年には始めて白熱電灯を点ずることに成功し、次いで発電機や電車の改良をなし、一八九一年には活動写真をつくり上げました。
— 石原純 『トーマス・エディソン』 青空文庫