練香
ねりこう
名詞
標準
(incense) pastille
文例 · 用例
千鶴子が思いがけず半紙から練香を出して火鉢に入れたりした。
— 宮本百合子 『沈丁花』 青空文庫
部屋の中には、何処となく、練香の匂いが漂って、手まわりの用をたす、十三、四の子役が、雪之丞が坐ったとき、燭台の、芯をなおした。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
たしなみのある、言わば、風雅な職人でもある闇太郎は、香炉に、良い匂いのする練香をくべた。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
なおお使いに持たせての練香水……早速使ってみましたが、なるほど仰るとおり効き目のいいのにはお世辞でなく驚きました。
— 橘外男 『陰獣トリステサ』 青空文庫
数寄屋の一間に、毛氈を敷きのべ、茶菓、煙草をととのえ、火入れには練香をしのばせて、御寮人のお勢と、娘のお鶴は、客を迎えたが、長岡佐渡は、「この埃まみれに、草鞋がけじゃ。
— 円明の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
仏壇には、良い香りの練香が焚かれていた。
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平安時代、貴族たちは練香を身につけて香りを嗜んだ。
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この練香は、沈香をベースにした落ち着いた香りだ。
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ウィキペディア
練香(ねりこう)とは粉末状の香木やスパイス、ハーブなどを蜂蜜やアラビアゴム等で練って固形状にしたもの。日本では蜂蜜、梅肉、貝殻などの甲香(こうこう)等が使われ「薫物(たきもの)」とも呼ばれる。
出典: 練香 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0