大化け
おおばけ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
change
文例 · 用例
ところが落語のことを真剣に考えすぎたために鬱病のどつぼにはまった彼は、「一時は時うどんも繰られへんぐらいになり」、自殺寸前にまで追い込まれてから今の芸風に大化けして立ち直った。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
既存のパーソナルコンピューター用ソフトをぶちまけるトッテン社長のアシストは、日本の三千六百万人のデスクワーカー、二千四百万人の学生、児童、四千万人の主婦、つごう一億人を市場としうる商品にアプリケーションを大化けさせることを目指す。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
そして電灯会社を電力会社に大化けさせたくらいのダイナミックな構造変化の波は、今後コンピューター産業を何度も何度も、ザブンザブン洗い続けるに違いない。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
だがこの第一のルートからは、電灯会社が電力会社に大化けすることはない。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
それにもかゝわらず、戦争というやつは途方もない歴史的な怪物、カイビャク以来の大化けものであったに相違なく、諸方の戦地で何百万の人々が死んだが、私自身の周辺でも、四方の焼跡で、たぶんさほど祖国も呪わず宿命的、いわば自然的にたゞ焼け死んだ大きな焼鳥のような無数の屍体も見たのである。
— 坂口安吾 『二合五勺に関する愛国的考察』 青空文庫
こんな笑止な化け物にくらべれば、政界、官界、実業界、教育界、宗教界、文壇、学界、もっと妖しく実害のある大化け物は他のどこにでも見られることだ。
— その一〔判官巷を往く〕 『安吾人生案内』 青空文庫
十六年も生きていればオカマ以上の実害ある大化け物と交渉のなかった筈はないのだが、オカマには気がついても大化け物には気がつかないとは、頭の悪い少年だ。
— その一〔判官巷を往く〕 『安吾人生案内』 青空文庫
君も化け物になるであろうが、大化け物になる素質はないようだ。
— その一〔判官巷を往く〕 『安吾人生案内』 青空文庫
作例 · 標準
例句