柁
柁
名詞
標準
文例 · 用例
」 技手は柁機を廻した。
— ROSEN 『薔薇』 青空文庫
最後の一瞬間に、ヰクトルは今まで握つてゐた手を柁機から離した。
— ROSEN 『薔薇』 青空文庫
畫にしても見まほしき美少年一人|柁の傍に蹲りたるが、名を問へばアルフオンソオと答ふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
二人の柁手は相和して歌ふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
俥の柁棒が持ち上げられた時、お庄はようやくほっとしたような目つきになった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
その三十四 五百は父忠兵衛をいたわり慰め、兄栄次郎を諌め励まして、風浪に弄ばれている日野屋という船の柁を取った。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
然るに安済丸は海に泛んで間もなく、柁機を損じて進退の自由を失った。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
「先ずお国柄だから、当局が巧に柁を取って行けば、殖えずに済むだろう。
— 森鴎外 『食堂』 青空文庫