帰因
帰因
名詞
標準
文例 · 用例
ある一部の人々が宣伝というものに対していだいている漠然とした反感のようなものも、一つはここに帰因するのであろう。
— 寺田寅彦 『神田を散歩して』 青空文庫
但しその質量の少なくも一部分はその周囲電磁場のエネルギーに帰因するものである。
— 寺田寅彦 『物質とエネルギー』 青空文庫
ドイツの工業が著しい長足の進歩をしたのは、その基礎となるべき物理学、化学の研究に帰因するという事は識者の認めている所である。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
凍雨と雨氷はほぼ同様な気層の状態に帰因する。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
綱紀紊乱風俗廃頽などという現象も多くはこれに似た事に帰因する。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
トリオやカルテットの仲間がよくできては解散し、解散してはまた別の組ができるのであるが、事情を聞いてみると皆仲間の間の個性の融和がつきにくいのに帰因するようである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
これは多くはその一人一人の生涯特に年少時代において体験した非常に強烈な印象に帰因するものであって、特に性的な関係のものが多いという話である。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
これは多分ツェルナー(〔Zo:llner〕)が『星雲説』に関して述べたことに帰因していると思われる。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫