応被
おうひ
名詞
標準
文例 · 用例
「被告の所有者たる襟は没収する限りでないから、一応被告に下げ渡します」と、裁判長が云った。
— オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 『襟』 青空文庫
――それ故科学が通俗化される時、科学は決してそれ自身の原理――科学性――以外のものに服するのではない、ただそれ自身の原理をより高めようとする実際的な目的のためにのみ、それ自身を一応被教育者の水準にまで近づけるに過ぎない。
— 戸坂潤 『イデオロギーの論理学』 青空文庫
主人の内儀さんは一|應被害者へ噺をつけて見た。
— 長塚節 『土』 青空文庫
右の次第に付、外國軍艦は一と先づ大阪表引拂候得共、右御條約御許容と申義一應被仰出は御座候とも、此迄の御條約面御改、且兵庫も御開港被成間敷趣に候得ば、其分にては外國にて決して承伏仕間敷、又々不遠内、事件指起可申、詰りの所、唯今より愚察仕候に、公武の御間柄、此儘に御合體相成間敷哉に奉存候。
— 福澤諭吉 『御時務の儀に付申上候書付』 青空文庫