そこから
そこから異読 そっから
表現
標準
from there
文例 · 用例
その通りを行き切つて、明るい旧通りへ出ると、そこから直ぐと近くにある、彼が三年前に屡々買つたり売つたりしてゐた古本屋に、チヨツと寄つてみようかといふ気が起つた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
三昼夜かかって、やっと秋田県の東能代までたどりつき、そこから五能線に乗り換えて、少しほっとした。
— 太宰治 『海』 青空文庫
苦労性の妻君が余りに赤坊の泣き声が変なので庭を横切つて来てそこから覗いてゐる所だつた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
伊香保の浴客にとつて、日課的の散歩道となつてゐるのは、崖に沿うて湯元へ通ふ十数町の道であるが、その途中に橋があつて、そこから榛名へ登ることができる。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
その時刻にそこから十町も下流の河口を船で通りかかった人が、何かしら水面でぼちゃぼちゃ音がしていると思ってよく見ると、一匹の「えんこう」が、しきりにぐるぐる廻転運動をしているのであった。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
嵐のやうな心の歴史は終焉つてしまつたもののやうにそこから繰れる一つの緒もないもののやうに燃ゆる日の彼方に睡る。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
松本市で汽車を下りたが、青々とした山で、方々を囲まれていて、雲がむくむくと、その上におい冠ぶさっている、山の頂は濃厚な水蒸気の群れから、二、三尺も離れて、その間に冴えた空が、澄んだ水でも湛えたように、冷たい藍色をしている、そこから秋の風が、すいすいと吹き落して来そうである。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
眼の前には、雁木の凹みのように、小さな峰が分れて、そこから日本アルプスの禿げた頭が、ぐいと出ている、雪の線が二筋三筋ほど、芒に白い斑が入ったように、細く刻まれて、荒ららかな膚に、美しい白紐を引き締めている。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
作例 · 標準
まずは基礎を固めて、そこから応用へと進むのが良いだろう。
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この道は山頂まで続いており、そこからさらにハイキングコースがある。
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一度失敗を経験したが、そこから多くを学んだ。
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