年寄衆
としよりしゅう
名詞
標準
elder chief of a village or town during Edo Period
文例 · 用例
お役所から帰りまして、年寄衆のお目にかかりました時、わたくしども四人の命をさしあげて、父をお助けくださるように願うのだと申しましたら、長太郎が、それでは自分も命がさしあけたいと申して、とうとうわたくしに自分だけのお願書を書かせて、持ってまいりました。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
それから年寄衆がおいでになって、役場へ連れてゆかれますまで、わたくしは剃刀をそばに置いて、目を半分あいたまま死んでいる弟の顔を見詰めていたのでございます。
— 森鴎外 『高瀬舟』 青空文庫
お役所から歸りまして、年寄衆のお目に掛かりました時、わたくし共四人の命を差し上げて、父をお助け下さるやうに願ふのだと申しましたら、長太郎が、それでは自分も命が差し上げたいと申して、とうとうわたくしに自分だけのお願書を書かせて、持つてまゐりました。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
それから年寄衆がお出になつて、役場へ連れて行かれますまで、わたくしは剃刀を傍に置いて、目を半分あいた儘死んでゐる弟の顏を見詰めてゐたのでございます。
— 森鴎外 『高瀬舟』 青空文庫
それから年寄衆がお出になつて、役場へ連れて行かれますまで、わたくしは剃刀を傍に置いて、目を半分あいた侭死んでゐる弟の顏を見詰めゐたのでございます。
— 森鴎外 『高瀬舟』 青空文庫
それから年寄衆がお出になつて、役場へ連れて行かれますまでわたくしは剃刀を傍に置いて、目を半分あいた儘死んでゐる弟の顏を見詰めてゐたのでございます。
— 森林太郎 『高瀬舟』 青空文庫
舐めると糸が切れないという「まじない」を故郷の年寄衆にきいていたからである。
— 矢田津世子 『鴻ノ巣女房』 青空文庫
その間に、一方では老中若年寄衆へこの急変を届けた上で、万一のために、玄関先から大手まで、厳しく門々を打たせてしまった。
— 芥川龍之介 『忠義』 青空文庫