乍らに
ながらに
接続詞
標準
while
文例 · 用例
一つには貧しい生活が貧しい乍らに愈々複雑になつて、愈々一人ばかり歌つたり歌ばかりに苦しんでゐられなくなつたのであつた。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
萩原君の云ふ如く、而も君は生れ乍らにして神の愛を体得した人の一人であつた。
— 愛の詩集のはじめに 『愛の詩集』 青空文庫
君を憶へば、身はこれ敵国の東海遠き日本の一詩人、敵乍らに、苦しき声あげて高く叫ぶよ、(鬼神も跪づけ、敵も味方も汝が矛地に伏せて、マカロフが名に暫しは鎮まれよ。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
其女の母をも同時改葬しけるに、遙に先だち死たる者なれども其の體變らで續き乍らに有ける。
— 南方熊楠 『詛言に就て』 青空文庫
妻は姉の毛を引張って、後ろ倒しにしてやった事を涙乍らに語りました。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
智惠子は神の御心に委ねた身乍らに、獨ぼツちの寂しさを感ぜぬ譯にいかなかつた。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
チャント中味を知り抜き乍らに。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
癪持ちの女を写生したと見えて、まだ/\きれいに見える容貌殊にさうなつても、生きいきしたよさに徹した頸筋の動脈なども、美しさは美しい乍らに、写実のいやらしさを感じさせた。
— ――中村魁車を誄す―― 『街衢の戦死者』 青空文庫
作例 · 標準
彼は生まれ乍らにして、類まれな才能を持っていた。
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夢乍らに、故郷の山々を思い出す。
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幼いながらに、彼は責任感の強い子だった。
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