思慮分別
しりょふんべつ
名詞
標準
discreet and well-advised judgment
文例 · 用例
思慮分別の深い結納のお使者は、ひどく酔いました、これは、ひどく酔いました、と言いながら、紋附羽織と白足袋をまた風呂敷に包んで持って、どうやら無事に、会津藩士の邸宅から脱れ出ることが出来たのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
言語動作は重々しく、思慮分別も十分の如くに見える。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
女は思慮分別も融けるような男の息吹きを身体に感じた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
旅行も日本内地は最早何等の思慮分別をも要せぬほどに開けてまいりました。
— 幸田露伴 『旅行の今昔』 青空文庫
そしてその顔にはちょっと見よりも堅実な思慮分別の色が明かに読まれた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
そして、思慮分別もなくあせります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
「どうしたら、最も効果的に救い出せるだろうか」 と、立ち停って考えてみるだけの、思慮分別は持っていた。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
いいとしをして思慮分別も在りげな男が、内実は、中学生みたいな甘い咏歎にひたっていることもあるのだし、たかが女学生の生意気なのに惹かれて、家も地位も投げ出し、狂乱の姿態を示すことだってあるのです。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
作例 · 標準
彼の思慮分別のある行動は、多くの人から尊敬されている。
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大事な決断をする際には、思慮分別を持って冷静に判断すべきだ。
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若いうちから思慮分別を身につけることは、社会で生きる上で非常に重要だ。
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