立願
りつがん異読 りゅうがん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
prayer to a god
文例 · 用例
案ずるに三七二十一日の立願の二十日の夜は昨夜に過ぎて今夜しもこの咒咀主が満願の夜にあらざるなきか。
— 泉鏡花 『黒壁』 青空文庫
だから、浪人者のびっくりぎょうてんしたのはむろんのことで、今はもう八幡宮へご立願どころではなくなったものでしたから、うろたえて浪宅に帰りつき、厳重に戸締まりを施しながら、家人の者をすら遠ざけて奥の一間に立ちこもっていたのだそうでしたが、しかるに、浪人者の態度は大いに奇怪至極でありました。
— なぞの八卦見 『右門捕物帖』 青空文庫
畳御幣は中にご立願の文句を書いてたたみ込むのが普通ですから、墨の跡の見えるのが当然ですが、しかしその書かれてあった祈願の文句なるものが、すこぶる不審でした。
— 卒塔婆を祭った米びつ 『右門捕物帖』 青空文庫
緑平老の肝入、井師の深切、俳友諸君の厚情によつて、山頭火第一句集が出来上るらしい、それによつて山頭火も立願寺あたりに草庵を結ぶことが出来るだらう、そして行乞によつて米代を、三八九によつて酒代を与へられるだらう、山頭火よ、お前は句に生きるより外ない男だ、句を離れてお前は存在しないのだ!
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
早くどこかに落ちつきたい、嬉野か、立願寺か、しづかに余生を送りたい。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
私は、仮説として、条件つきの立願をねぐ、願果しをあくと言うたのではないかと考へてゐる。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
其には、難波にある帥の殿の立願によつて、佛前に讀誦した經文の名目が、書き列ねてあつた。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
其には、太宰府にある帥の殿の立願によつて、仏前に読誦した経文の名目が書き列ねてあつた。
— ――初稿版―― 『死者の書』 青空文庫
作例 · 標準
彼は娘の病気が治るようにと、有名な神社に毎日通うことを立願した。
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大事な試験に合格するため、願が叶うまで大好きなゲームを断つという立願をした。
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祖母は、家族の健康を祈願して、四国八十八箇所を巡るお遍路の立願を立てた。
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