蘭画
らんが
名詞
標準
Western-inspired art (Edo period)
文例 · 用例
浮世絵における和蘭画幾何学的遠近法の応用は既に正徳享保頃に流行せし劇場内部の光景または娼楼大広間見通しの図等においてこれを見たりしといへども、後年鳥居清長らの描きし天明寛政頃の背景に比較すれば甚粗放なるものなりき。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
彼が司馬江漢の油絵並に銅板画によりて和蘭画の法式を窺ひ知りしは寛政八年頃、年三十余歳の時にして、当時の浮絵及絵本に多く名所の風景を描きたり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
中国の蘭画の書物にはこの蘭を描いたものが多いところをみると、同国には山地に多く生えている普通な蘭であろう。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
蘭をゑがくにこまかき筆をもち客にそがひせるいとまいとまには心しづかに蘭画を描きつつうすき女らしき優墨にふけりしと云ふその葉を書き表はしたるもののやさしく艶めき品ある匂ひこぼるるごとし。
— 忘春詩集 『忘春詩集』 青空文庫
信義に乏しい世間の前に、個人の信義は如何にも無力なものだし、もはや信義に篤からんがためには、人は自室に引籠るよりほかはないといふも過言ではない程だ。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
中に兜の鉢を伏せたらんがごとき山見え隠れするを向いの商人|体の男に問う。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
「だって君、これは何という木かしらんが、栗の木じゃないぜ、途方もないとこに栗の実が落ちてちゃ、ばれるよ。
— 宮沢賢治 『二人の役人』 青空文庫
衣は雨に濡れたらんが如し。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代には、長崎を通じて蘭画が日本に伝わった。
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彼のコレクションには、珍しい蘭画が数点含まれている。
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蘭画は、日本の伝統的な絵画とは異なる独特の表現を持っていた。
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