講明
こうめい
名詞
標準
文例 · 用例
たとい唐のに響いたのか、其の意味がか、其の音声が乎、其の何の章、何の句がか、其の講明が乎演説が乎は、今伝えられて居らぬが、蓋し或箇処、或言句からというのでは無く、全体の其時の気味合からでも有ったろうか、寂心は大に感激した随喜した。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
これは島津修理太夫をはじめ、毛利長門守、細川越中守、浅野安芸守、松平大蔵大輔(春嶽)、それに山内容堂などの朝廷守護の藩主らが連署しての建議にもとづき、当時の急務は外国との交際を講明しないでは協わないとの趣意に出たものであった。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
幕府の時代にありて早くすでに蘭学を修め、一転して英に入り仏に入る者は、実に新思想の播布にあずかりたるや多し、しかれども充分に政理を講明して吾人のために燈光を立てたる者は寥々たり、けだし中興以来の政府は碩学鴻儒を羅し去りてこれを官海に収め、かれらの新政理を民間に弘むることを忌む。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
しかして進歩または自由のはたして何物たることははじめよりこれを講明せず。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
それは漢学の明教館において素読の助けの外、漢籍の意義を講明することも、追々上達して味も生ずるようになったからだ。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
尤も其教を受けたと云ふも、諄々然として講明し、俛焉として聴従したと云ふでもない。
— 内藤鳴雪 『鳴雪句集』 青空文庫
然れども余は未だ其生理と性理との相連結するの理趣を講明して、發見するの力に乏しければ、姑く心理と物理とを兩種と爲して之を説き、唯事業上に就きて其統轄隷屬する關係を説かんと爲。
— 西周 『尚白箚記』 青空文庫
不然徒爾講明訓詁而已、便是終身不曾讀。
— 南洲手抄言志録 『南洲手抄言志録』 青空文庫