赤丹
あかに
名詞
標準
red
文例 · 用例
木戸にまた高く札うち、蓮葉なる金切ごゑと老いたるが絶えず客よぶ、――と見る、ただ赤丹剥げたる閻魔王、青き牛頭馬頭、講釈のなかばいちどにがくがくと下顎鳴らす。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
靜けき夕の心やりか、※乃一ふし歌ひさして、ほのかに笑まひぬ、水馴棹にくだくる小波をあとに見つつ人皆煩らふ空のもとに、自然の愛子か、君はひとり赤丹穗に見る顏の色に、心の平和うかがわれぬ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
「梅の花というと、花合せの赤丹を思い出すような人間に、風流気なんかあるわけはありません。
— 幻の民五郎 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「梅の花といふと、花合せの赤丹を思ひ出すやうな人間に、風流氣なんかあるわけはありません。
— 幻の民五郎 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「赭土(あかに)のほに」など言ふ文句も、赭土の示す「ほ」と言ふ事で、神意の象徴をさす語である。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
なるほど孤児はボロをまとい、あかにまみれ、哀れな格好をしているから、憐れみ、さげすみ、下に見るにふさわしいようであるけれども、この哀れな格好になったのは、大人の路上生活者と違って、自己の過失によって招いたのではない。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
あんたも新聞を読んだろうが、絲満って男は、古今未曽有のあかにしだったんですぜ。
— 久生十蘭 『金狼』 青空文庫
あかにしであればあるほど、反動も大きければ爆発も異常だ。
— 久生十蘭 『金狼』 青空文庫
作例 · 標準
市場分析によると需要が増加している。
企業の成長戦略は多方面に及ぶ。
経済指標は好調な傾向を示している。
取引先との関係構築が重要である。