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山取り

やまどり
名詞
1
標準
文例 · 用例
久慈は湯から上って来ると矢代の洋服棚をあけ、勝手に寝衣をひっかけて寝台の上へ坐り込み、土産の包の中からジョニウォーカーとサンドウィッチ、それからパンを沢山取り出した。
横光利一 旅愁 青空文庫
」そこで正枝が彼の室までついて行くと、頁の間々に紙片の貼りつけてある雑誌が沢山取り散らしてあり、彼はそれを指し示して自慢していた。
豊島与志雄 浅間噴火口 青空文庫
その辺へ着きますと私どもの一行は皆それを沢山取り集めてヤクの毛で拵えた袋に入れてヤクに背負わせた。
河口慧海 チベット旅行記 青空文庫
その経典は紺紙金泥及び梵語で記された多羅葉の類で、古代この寺を開いたサッキャア・パンジットという方がインドからして沢山経典を取り寄せられ、またその後もインドの方へわざわざ僧を派遣して沢山取り寄せた経典があるのですから、この中には非常に我々の参考に供すべき経文が沢山あるであろうと想像しました。
河口慧海 チベット旅行記 青空文庫
次に彼は籠をあけて冷たい、腐ったような飯を沢山取り出し、梅干二個とそれとを一緒に刻んでこれを魚の鉢にぶち込んだ。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
それは余りにも西洋のものを沢山取り入れるのに急いだため、日本の多くのものを惜気もなく棄ててしまったことであります。
柳宗悦 手仕事の日本 青空文庫
東京付近で言えば、かの筑波山とか高尾山とかへ行けば、その季節には必ず山路でその地の人が山採りのその実を売っている。
牧野富太郎 アケビ 青空文庫