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礼銭

れいせん
名詞
1
標準
文例 · 用例
どうしてこんな騒ぎになったかというと、信長が、除夜の晩に、「元日の年賀客は、誰彼を問わず、ひとり百文ずつの礼銭をとれ。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫
するとそこに、思いがけなくも信長自身が、近習たちと共に、新莚の上に立ちはだかっていて、「礼銭を忘れずに置けよ。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫
百文ずつの礼銭をわするるな」 と、手ずから銭を受取っては、後ろへ向って投げているのだった。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫
参賀の人々も生涯の語り草と大よろこびですし、お礼銭のお施しをうけた窮民たちは、うわさを聞きつたえ、これはただの銭と違う、右府信長様のお手にふれたものだ、ただ費やしては勿体ない、これを資にし、来年の正月までには、困らぬようにしよう……左様にみな申しおりますと、役人どもまで歓んでおりました。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫