佞智
ねいち
名詞
標準
craftiness
文例 · 用例
殊に、柳生家の白壁の塀には、俗剣|佞智流 だとか、剣ヲ穢ス剣家禄ヲ糞城ニ積ム だとか。
— 吉川英治 『柳生月影抄』 青空文庫
宦官的な側用人、無能で佞智ばかりもつ賄賂好きな役人、それにつながる御用商人やら、腐れ儒者やら、大奥と表を通う穴道の雑人やら、どしどし罷免したり、入れ更えたりしたが、それらの前代、前々代からの城鼠が、影をひそめたと見えても、作用は決して止んでいない。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
十一代の帝、桓帝が逝いて、十二代の帝位についた霊帝は、まだ十二、三歳の幼少であるし、輔佐の重臣は、幼帝をあざむき合い、朝綱を猥りにし、佞智の者が勢いを得て、真実のある人材は、みな野に追われてしまうという状態であった。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
しかるに今、汝の言を聞けば、仁義を教えず、かえって、不仁の佞智をわれにささやく。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫
無能な小人輩は、甘言と佞智をろうすことを、職務のように努めはじめる。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫
事件後、曹操に願いを出して、李春香を妻に賜わりたいと乞うと、曹操はあざ笑って、「汝にはべつに与えるものがある」 と城市の辻に立たせ、首を刎ねて、不義|佞智の小人もまたかくの如しと、数日、往来の見世物にしておいた。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
彼の成功の裏には、並々ならぬ佞智があった。
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権謀術数と佞智で、彼は敵を打ち破った。
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そのような佞智なやり方は、結局は自分を滅ぼすだろう。
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