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節糸

ふしいと
名詞
1
標準
knotted silk
文例 · 用例
面倒だけれど――それじゃ一つ着更えるか」 と御自分の御包を解いて、その中から節糸紬の御羽織を抜いて、無造作に袖を通して御覧なさいました。
島崎藤村 旧主人 青空文庫
平田は私立学校の教員か、専門校の学生か、また小官員とも見れば見らるる風俗で、黒七子の三つ紋の羽織に、藍縞の節糸織と白ッぽい上田縞の二枚小袖、帯は白縮緬をぐいと緊り加減に巻いている。
広津柳浪 今戸心中 青空文庫
茶の勝った節糸の袷は存外|地味な代りに、長く明けた袖の後から紅絹の裏が婀娜な色を一筋なまめかす。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
慶三は大島の初袷に節糸の羽織を重ね、電車を待つ振で時間通りに四辻の乗換場に彳み三田行と書いた電車の留まる度、そこから降来る人をば一人一人一生懸命に見張っていた。
永井荷風 夏すがた 青空文庫
自動車も人力車も通らない坂道の曲角、または寺院の古びたる土墻に沿うた小道なぞで、わたしは物買ひにでも行くらしい京都の女の銘仙か節糸織の縞の袷に前掛をしめた質素な小ざつぱりした姿を見るたび/\、何のわけとも知らずわたしは東京の町の女の二十年ほどむかしの風俗を思出すのであつた。
一名京都紀行 十年振 青空文庫
作例 · 標準
この着物は、独特の風合いを持つ節糸で織られている。
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節糸のセーターは、カジュアルながらも上品な雰囲気がある。
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手紡ぎの節糸は、機械で作られた糸とは異なる温かみがある。
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