唾を吐く
つばをはく
表現動詞-五段-カ行
標準
to spit
文例 · 用例
二人は時々、雷光をみるやうに、怖いとも怖くないとも分らない視線を送つてはまた、唾を吐く時のやうにペツと視線から飛びのいた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
生の軸木を掌にとってしらべていた小山は、唾を吐くように、叺にポイと投げて汚れた廊下をかえってきた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」と虫唾を吐けば、「や、膳の上へ唾を吐くぞ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
むかし「望郷」という仏蘭西映画にペペ・ル・モコという異色ある主人公が出て来たが、そのペペをもじったのか、それとも、ペッペッと唾を吐く癖からつけたのか。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
自首する勇気もないのかと思われたくないからな」 豹吉はぺっと唾を吐くと、「――どうせ、雪子の救い出しに失敗して、ぶち込まれるにきまっているのだ」 と、ひそかに呟いた。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
」「うむ、」 と吸いつけた唾を吐く。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」 と評判の悪垂が、いいざまに、ひょいと歯を剥いて唾を吐くと、べッとりと袖へ。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
成程、私が唾を吐くのは確かに空中の埃のせいではあったが、そういわれて見ると、また先程の「天|勾践を空しゅうする勿れ」の恥ずかしさや、一人ぼっちの間の悪さ、などを紛らすために必要以上にペッペッと唾を吐いていたことも確かに事実のようである。
— 中島敦 『虎狩』 青空文庫
作例 · 標準
審判の判定に納得がいかない選手が、ベンチに戻る際に地面に唾を吐いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
公共の場で唾を吐く行為はマナー違反であり、周囲の人に不快感を与える。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は過去の自分の過ちを思い出し、自嘲気味に足元へ唾を吐いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview