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猫被り

ねこかぶり
名詞
1
標準
文例 · 用例
猫被りが多いというは、取も直さず柔和は何人でも重んずる証拠である。
新渡戸稲造 自警録 青空文庫
この子は、陰險なのよ、こんな年頃の子供で、こんな猫被りは、私、知りませんわ。
ブロンテイ ジエィン・エア 青空文庫
それらの猿知恵は、小犬のようなそれらの道化振りは、猫被りのその無邪気さは、いかにしてもクリストフの気に入るはずがなかった。
JEAN-CHRISTOPHE ジャン・クリストフ 青空文庫
まったく、近頃ひどく世間で重んじられている見せかけとか猫被りとかいう新しい徳に至っては、わたしが最もにくむところである。
ESSAIS DE MONTAIGNE モンテーニュ随想録 青空文庫
雇人や作男などは、皆猫っかぶりの大嘘つきで、腹のうちでは何をたくらんでいるか、知れたものでないと思い込んでいる年寄りは、枝一本下すにも始めから終りまで自分の目の前でさせ、納屋へ木束を運ぶまで見届けなければ安心がならない。
宮本百合子 禰宜様宮田 青空文庫
それは実に礼節と単純さとの絶頂であって、この群衆の間には好色な猫っかぶりなどはいない。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
」「第一番に甥の新吉さん、あの人はお滝さんと何んか言い交してるかも知れません――それから手代の才六どん、あれは飛んだ猫っ被りですよ。
春宵 銭形平次捕物控 青空文庫