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老番

おいばん
名詞
1
標準
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文例 · 用例
」 古市に名代の旅店、三由屋の老番頭、次の室の敷居際にぴたりと手をつき、「はッ申上げまするでございまする。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
晩景、留守を預るこの老番頭にあてて、津に出張中の主人から、里見氏の令夫人参宮あり、丁寧に宿を参らすべき由、電信があったので、いかに多数の客があっても、必ず、一室を明けておく、内証の珍客のために控えの席へ迎え入れて、滞りなく既に夕餉を進めた。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
襖に半身を隠して老番頭、呆れ顔の長いのを、擡げるがごとく差出したが、急込んだ調子で、「はッ。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
先刻から、ぞくぞくして、ちりけ元は水のような老番頭、思いの外、女客の恐れぬを見て、この分なら、お次へ四天王にも及ぶまいと、「ええ、さようならばお静に。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
それも心細く、その言う処を確めよう、先刻に老番頭と語るのをこの隠れ家で聞いたるごとく、自分の居処を安堵せんと欲して、立花は手を伸べて、心覚えの隔ての襖に触れて試た。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
瞼をべつかつこうした小僧もあり、平身低頭の老番頭、そのかげから、昔、かけ先きの間違ひで無体に解雇した中年の男のうらめしさうな顔も出る。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
氷垣の恐縮はそれに一種の愛矯も含まれていたが、この老番頭の恐縮は痛々しいほどに真面目なものであった。
岡本綺堂 怪獣 青空文庫
老番婦これに随う。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
作例 · 標準
例句