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上荷

うわに
名詞
1
標準
top cargo
文例 · 用例
」 と上荷の笊を、一人が敲いて、「ぼんとして、ぷんと、それ、香しかろ。
泉鏡花 小春の狐 青空文庫
爺どのが、待たっしゃい、鶴谷様のお使いで、綿を大いこと買うて来たが、醤油樽や石油缶の下積になっては悪かんべいと、上荷に積んであるもんだ。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
私は恰度そのとき、魚市場に上荷げてあつた葢もない黒砂糖の桶に腰をかけて、運び出された家財のなかにたゞひとつ泥にまみれ表紙もちぎれて風の吹くままにヒラヒラと顫へてゐた紫色の若菜集をしみじみと目に涙を溜めて何時までも何時までも凝視めてゐたことをよく覺えてゐる。
北原白秋 思ひ出 抒情小曲集 青空文庫
或時に大阪から妙な女が来たことがあるその女と云うのは、私共が大阪に居る時に邸に出入をする上荷頭の伝法寺屋松右衛門と云うものゝ娘で、年の頃三十|位でもあったかと思う。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
先家主の大工や他の人に頼み、代々木新町の古道具屋で建具の古物を追々に二枚三枚と買ってもらい、肥車の上荷にして持て来てもろうて、無理やりにはめた。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
上荷には、屋根の修繕に入用のはりがねの二巻三巻、棕櫚縄の十束二十束、風呂敷かけた遠路籠の中には、子供へみやげの煎餅の袋も入って居よう。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
菱垣番船、伏見の過所船、七村の上荷船、茶船、柏原船、千石、剣先、麩粕船。
長崎ものがたり 平賀源内捕物帳 青空文庫
夜に紛れて上荷船で密貿易の品を運び上げ、よくないことでもしていたのに違いない。
長崎ものがたり 平賀源内捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
例句