鵜舟
うぶね
名詞
標準
文例 · 用例
加えて波上の炎々たる水雷火、その魚鱗火、連弾光、鵜舟の篝、遊覧船の万灯、提灯、手投げの白金光、五彩の変々たる点々光、流出柳箭、けだし参と信との花火芸術の最高を極め精を尽くし神を凝らしたものであった。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
面白うてやがて悲しき鵜舟かな。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
「面白うてやがて悲しき鵜舟かな。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
夕闇の漂ふ河の向うの磧では焚火をしてゐる人が五六人、鵜舟が四艘つないである。
— 中村憲吉 『三次の鵜飼』 青空文庫
これは我々の傭つた鵜舟ではなく、我々のは舟中の食啖に上すべき香魚を獲て、やがて上流から下つて来るはずである。
— 中村憲吉 『三次の鵜飼』 青空文庫
元来かかるうちに鵜舟の麻炬の火が上流の山際赤く焦しながら出てくるのであるが、私の予想がさういふ光景に繋つてゐるときに、向岸の四艘の鵜舟は思ひがけないアセチリン燈を点じた。
— 中村憲吉 『三次の鵜飼』 青空文庫
私は何時この地の鵜舟の麻炬がこの新燈に代つたかを、驚きかつ怪しんだ。
— 中村憲吉 『三次の鵜飼』 青空文庫