身上がり
みあがり
名詞
標準
taking a day off by paying one's own fee to one's master (of a prostitute; often in order to see her lover)
文例 · 用例
やみあがりの目にこゝろよき 雨の明るさ!
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
やみあがりの目にこころよき 雨の明るさ!
— ―一握の砂以後― 『悲しき玩具』 青空文庫
病みあがりの、しかして快く熱したるわが頬に、雨をふくめる夜風の爽かなりしかな。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
その時私は母の看病に働いたり、故郷へ帰ったうれしさで友達などとも誘い合って、病みあがりの身も忘れて山を歩いたりしましたの」 話がこうして今年の最近にまで亘ってきた時には、とよ子はまた激しく泣いた。
— 鷹野つぎ 『草藪』 青空文庫
――私は堪らぬ義憤に駆られて、夢中で後を追ひはじめたが忽ち両脚は氷柱の感で竦みあがり、空しくこの残酷なる所刑の有様を見逃さねばならなかつた。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
そして再び腕の台に転落すると、またもや激流にのった小舟の威勢で見る影もなく、拉し去られた、――私は堪らぬ義憤に駆られて、夢中で後を追いはじめたが忽ち両脚は氷柱の感で竦みあがり、空しくこの残酷なる処刑の有様を見逃さねばならなかった。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
彼はまだ病みあがりの蒼い顔をして、枯枝を杖にして草履をひきずりながら辿って来た。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
「病みあがりに朝晩出あるいて、叔母御がなんにも叱らぬかよ」と、婆はけむそうな眼をして言った。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
作例 · 標準
なじみの客に会うために、彼女は無理をして身上がりの金を作った。
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身上がりをして郭の外へ遊びに出るのが、彼女にとって唯一の息抜きだった。
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店に断りを入れて身上がりを済ませ、恋人と落ち合う場所へ急いだ。
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