舌を巻く
したをまく
表現動詞-五段-カ行
標準
to be astonished
文例 · 用例
ただ崖の客の盲いたるは、紫鉛筆の粉のためといい伝えて、いずれも意外の毒に舌を巻くばかり。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
実際彼女等の和洋古今の書に渉つての乱読には舌を巻く。
— 牧野信一 『五月のはじめ』 青空文庫
その古蒲生飛騨守氏郷この処に野立せし事有るに因りて、野立石とは申す、と例のが説出すを、貫一は頷きつつ、目を放たず打眺めて、独り窃に舌を巻くのみ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
それにひきかえ他人さまの子の弥七郎は、さきほどだんなさまがそこのたなの三体をお見比べなさいましてずぼしをお当てなさいましたように、いたっての腕巧者、師匠のこの泥斎すらもときおり舌を巻くような上作を焼きあげるのでござります。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
野郎はあの犬をけしかけて借金とりを悸したり、自分が小作人|苛めに赴く時の供に使つてゐるさうだが、あいつを一番擲り殺して、ヤグラ岳で狼を退治した、野良を荒し、人畜を害して極まりない狼をやつつけたと吹聴したら、定めし俺達の奇智に人々は舌を巻くだらうが!
— 牧野信一 『武者窓日記』 青空文庫
ひどい不具でありながら微塵もひねくれていないばかりか、非常な配下思いの親方で、常人さえ舌を巻く程口八丁手八丁、それにどこへでも当って砕けるといった性分だとO君は讃嘆していた。
— 金史良 『親方コブセ』 青空文庫
その見立ての凄さ、地下の団十郎も舌を巻くであらう。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
最後の土壇場に来ても尚、跳起きて隙もあらば反噬しようとする彼の執念には只々舌を巻くの他はない。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
作例 · 標準
「彼の突然の告白に、一同は皆、舌を巻くばかりだった。」
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「まさか、あんなに小さな子供が、こんな複雑な問題を解けるなんて!本当に舌を巻くよ。」
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「彼女のパフォーマンスは圧巻で、観客は皆、その才能に舌を巻いた。」
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