中手
なかて
名詞
標準
mid-season crops
文例 · 用例
十五日がこの村の祭で明日は宵祭という訣故、野の仕事も今日一渡り極りをつけねばならぬ所から、家中手分けをして野へ出ることになった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
「もし、些と急がないと、平常なら、何、大丈夫ですが、此の吹降で、途中手間が取れますから。
— 泉鏡太郎 『大阪まで』 青空文庫
讀書はヘチ堅いものの方へは向はれ無かつたが、美術、文學、隨筆、雜書方面へは中手強いものが有つた。
— 幸田露伴 『淡島寒月氏』 青空文庫
やがて音も無くなったので寝返りをする振りをして覗きますと、こっちを見ては鉛筆を嘗め懐中手帳に何かつけています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「局中手勢の者ばかりにて、右徒党のもの、三條小橋縄手に二ヶ所|屯致し居候処へ、二手に別れ、夜四つ時頃打入候処、一ヶ所は一人も居り申さず、一ヶ所は多数潜伏し居り、兼て覚悟の徒党故、手向ひ戦闘|一時余の間に御座候」 局中とは新撰組のことだ。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
――そしてその側にはすばしっこそうな警察の探偵が立って、しきりに懐中手帳に何か書きとめていた。
— コナンドイル 『入院患者』 青空文庫
しかしその頃は、走らす車、運ぶ草鞋、いざ峠にかかる一息つくため、ここに麓路を挟んで、竹の橋の出外れに、四五軒の茶店があって、どこも異らぬ茶染、藍染、講中手拭の軒にひらひらとある蔭から、東海道の宿々のように、きちんと呼吸は合わぬながら、田舎は田舎だけに声繕いして、「お掛けやす。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
懐中手をしていた者が急に居ずまいを直したりしてきまりを悪がった。
— 初音 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
今年は春先に寒かったから、中手の作物の生育が心配だな。
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八百屋さんで、そろそろ中手の野菜が出回り始めるって言ってたよ。
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中手の米は、早生品種と晩生品種の中間くらいの時期に収穫できるんだ。
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標準
metacarpus
作例 · 標準
サッカーの試合中にボールが当たって、右手の中手が骨折したらしい。
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人間の手の骨は、手根骨、中手骨、指骨から成り立っているんだ。
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グローブをしていても、中手までしっかり保護してくれるものを選ばないとね。
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