その下に
そのしたに
副詞
標準
whereunder
文例 · 用例
其処で患者は増すし却々人気も好かつたが、暫くして院長に大学出が来ると、父が大学出でないといふ理由の下に副院長に大学出を呼び寄せて父をその下にやつたのだ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
兄妹は五尺にも足らぬ胡桃の木の下に、二尺角位に乾し草の屋根を葺いて、その下に雫で背中を濡らしながら、木の幹を抱き、向き合つて跼んでゐた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
その下に小さな子供が二、三十人も集まって大人しく坐っている。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
なるほど此処の酒店で、作楽井が言ったように杉の葉を玉に丸めてその下に旗を下げた看板を軒先に出している家がある。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
支那語にはmnngやptkのような子音で終る音があり、日本人もこれを学んだのであるが、しかしこれは外国語としての発音であって一般に用いられたものではなく、普通には漢語を用いる場合にも、その下に母音を加えてmをmuまたはmi、nをniまたはnuなどのように発音したのであろうと思われる。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
しかし、その下にあるべき眼は、空虚のやうに見えた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『夢』 青空文庫
左右の陳列棚にはスペイン・ショールや夜会服が模造人形に装飾されて、その下に並べられた化粧品からは嗜好的な香が発していた。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
朱漆で塗った地に黒漆でからすの絵を描いたその下に烏丸枇杷葉湯と書いた一対の細長い箱を振り分けに肩にかついで「ホンケー、カラスマル、ビワヨーオートー」と終わりの「ヨートー」を長く清らかに引いて、呼び歩いていたようにも思うし、また木陰などに荷をおろして往来の人に呼びかけていたようにも思う。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
作例 · 標準
古い橋がある。その下に、清流が流れている。
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この建物は頑丈な基礎の上に立っている。その下に、深い地下室が広がっている。
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彼は大きな岩を持ち上げた。その下に、隠されていた宝箱があった。
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