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縞目

しまめ
名詞
1
標準
文例 · 用例
頭を水から眞直に出して泳ぐのだから、波の起伏のこまかい縞目も、岸の青葉も、流れる雲も、みんな泳ぎながらに眺められるのだ。
太宰治 思ひ出 青空文庫
朝起きた時から、よごれの無い、縞目のあざやかな着物を着て、きっちり角帯をしめている。
太宰治 新郎 青空文庫
片側は滑かであるが、裏側はずいぶんざらざらして荒筵のような縞目が目立って見える。
寺田寅彦 浅草紙 青空文庫
しかし日光に透かして見るとこれとはまた独立な、もっと細かく規則正しい簾のような縞目が見える。
寺田寅彦 浅草紙 青空文庫
洗面所の壁のその柱へ、袖の陰が薄りと、立縞の縞目が映ると、片頬で白くさし覗いて、「お手水……」 と、ものを忍んだように言った。
泉鏡花 鷭狩 青空文庫
」と、少しあれたが、しなやかな白い指を、縞目の崩れた昼夜帯へ挟んだのに、さみしい財布がうこん色に、撥袋とも見えず挟って、腰帯ばかりが紅であった。
泉鏡花 小春の狐 青空文庫
が、かく菌を嗜むせいだろうと人は言った、まだ杢若に不思議なのは、日南では、影形が薄ぼやけて、陰では、汚れたどろどろの衣の縞目も判明する。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。
太宰治 青空文庫