末頼もしい
すえたのもしい
形容詞
標準
promising (future)
文例 · 用例
片倉小十郎景綱というのは不幸にして奥州に生れたからこそ陪臣で終ったれ、京畿に生れたらば五十万石七十万石の大名には屹度成って居たに疑無い立派な人物だが、其|烱眼は早くも梵天丸の其様子を衆人の批難するのを排して、イヤイヤ、末頼もしい和子様である、と云ったという。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
「どうも馬鹿な子供で困ります」と言うのを、「なアに、ふたりとも利口なたちだから、おぼえがよくッて末頼もしい」と、僕は讃めてやった。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
彼はじつに末頼もしい活溌な青年であったが、十八歳を一期として白玉楼中の人となった。
— 伊波普猷 『私の子供時分』 青空文庫
彼は漢那君と同じくらいに出来た末頼もしい青年であったが。
— 伊波普猷 『私の子供時分』 青空文庫
おまけに、末頼もしい賢さを見せている。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
下宿の主婦の姪という人は、可哀そうにあの人の婚約して置いた末頼もしい仏蘭西人も戦地の方へ行って死んだとやらで、今ではリモオジュの田舎の方に帰っているが、あの主婦の姪が丁度節子と同年だ。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
末頼もしい生徒はマア学校にはなしサ。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
何百年来のこの古い関係をもう一度新しくして、末頼もしい寿平次を半蔵の義理ある兄弟と考えて見ることも、その一つであった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
幼いながらに大人を気遣う彼の言動は、実に末頼もしい。
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入社早々に大きな契約を取ってきた新人は、非常に末頼もしい存在だ。
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孫がピアノのコンクールで入賞したと聞き、末頼もしい限りだと喜んだ。
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