偶力
ぐうりょく
名詞
標準
couple (of forces)
文例 · 用例
また地球磁場等の影響はこれに偶力を及ぼす事になる。
— 寺田寅彦 『方則について』 青空文庫
偶力が足りないで吹き散らされたのは、さういふ時に非常に便利なやうに捲いてあるので、どんな陰でも其の身を託する場所を求めてころ/\と轉がつて行つては、自分の伴侶が一つに相倚り相抱いて微風にさへ絶えず響を立てゝ戰慄しつゝあるのである。
— 長塚節 『土』 青空文庫
釣合の位置から少し動かした場合に、旧の位置に戻るような偶力が出て来る場合が、安定なのである。
— 中谷宇吉郎 『立春の卵』 青空文庫
物体を少し傾けても、重心から下した垂直線が、底面内を通る範囲内では、旧位置に戻るような方向に偶力が働き、物体はもとに戻る。
— 中谷宇吉郎 『立春の卵』 青空文庫
ところがその垂直線が底面をはずれると、偶力は益々傾くような方向に働き、物体は自分で倒れてしまう。
— 中谷宇吉郎 『立春の卵』 青空文庫
ウィキペディア
偶力 とは、物体の特に剛体に加わる力で、和が 0 で力のモーメントが 0 でないものを指す。
出典: 偶力 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0