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姫松

ひめまつ
名詞
1
標準
small pine
文例 · 用例
やがて夫の光国が来合わせて助けるというのが、明晩、とあったが、翌晩もそのままで、次第に姫松の声が渇れる。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
そこで、小さな懐中へ小口を半分|差込んで、圧えるように頤をつけて、悄然とすると、辻の浪花節が語った……「姫松殿がエ。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
……これが――「姫松殿がえ。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
品子が借りていた住吉町の姫松アパートの一室で泊ることになり、乳房にまでコールドクリームの匂いをさせている品子の体を抱くことは抱いたが、ふと、遠くに聞える支那ソバ屋のチャルメラの音に思いがけない感傷を強いられると、収っていた母の想出が狂暴に働いて、だしぬけに気が変った。
織田作之助 青空文庫
犬の遠吠をききながら、住吉線の姫松の停留所まで行き、豹一はやっと車を拾った。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
)唄※世は治まりて、西海の浪しずかなり、岸の姫松はみどりの枝をかわして、沖にあそぶ鴎の影白し。
岡本綺堂 平家蟹 青空文庫
いたく住の江の忘草、岸の姫松などいふ神にはあらずかし。
紀貫之 土佐日記 青空文庫
これもむかしは姫松といって、大歌舞伎の俳優であったそうであるが、中年から小劇場におちて、わたしが初めて彼の舞台をみたのは浅草公園の常盤座であった。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
作例 · 標準
庭の片隅に、盆栽のようにこぢんまりと育つ姫松が植えられている。
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風雪に耐え、力強く枝を広げる姫松は、健気な美しさがある。
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「この松、小さいのに立派だね!姫松っていうんだ。」と、庭師が感心していた。
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