胸がつぶれる
むねがつぶれる
表現動詞-一段
標準
to be choked up
文例 · 用例
(本音に近し)それは、どのように見事なものだろう、一丈でなくとも六尺でもいい、想像するだに胸がつぶれる。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
自分が差し止めをくったらどうであろうかと考えると胸がつぶれる思いだ。
— 坂口安吾 『お奈良さま』 青空文庫
誰のが焼けていいという理由はないが、もしや……と弁信の胸がつぶれるのであります。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
胸がつぶれる悲しさである。
— 坂口安吾 『投手殺人事件』 青空文庫
しかし、その時、私と春子さんの話をその賢一さんといっしょに聞かなければならなかった金吾さん、そしてそういう事はオクビにも出せなかった金吾さんが、黙って一人で暗い炭焼ガマの中で石を叩いていた気持を思いますと、私は何と言ってよいか胸がつぶれるような気がするのです。
— 三好十郎 『樹氷』 青空文庫
けれどそれにしても胸がつぶれるような息のこらし方をしていたし、そうしているうちに、花嫁と義兄の影がそこはかとなく寝姿のかたちを更えていた事だの、蚊帳の青い波がぼくの頭のあたりへまで静かに揺れ縒れてきた気配などまで、今でもかなりある部分は鮮明に記憶をよび出すことが出来るのである。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
作例 · 標準
親に見捨てられた子供の物語を読み、あまりの切なさに胸がつぶれる思いがした。
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彼は事業に失敗し、借金取りに追われる日々の中で、絶望に胸がつぶれそうだった。
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家族を救えなかったという後悔の念に、彼の胸は今にもつぶれんばかりだった。
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