寝巻
ねまき
名詞
標準
文例 · 用例
けれども、その強い注射が奇効を奏したのか、その日のお昼すぎに、お母さまのお顔が真赤になって、そうしてお汗がひどく出て、お寝巻を着かえる時、お母さまは笑って、「名医かも知れないわ」 とおっしゃった。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
中井さんは、もう、寝ていらっしゃったらしかったが、「はい、直ぐ行きます」 と返事して、私が、おねがいします、早くおねがいします、と言っているうちに、浴衣の寝巻のままでお家から飛び出て来られた。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
はだしで、お寝巻のままの、取乱した自分の姿が急にはずかしくなり、つくづく、落ちぶれたと思った。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
昼は、毛布も何も一切掛けずに、ただ寝巻を着たままでベッドの上にごろ寝をしているのだが、慣れると清潔な感じがして来て、かえって気持がいい。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
四箇月振りで、寝巻を脱ぎ絣の着物を着て、お母さんと一緒に玄関へ出ると、そこに場長が両手をうしろに組んで黙って立っていた。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
お昼すこし前に道場へ帰って来たが、往復半里以上も歩いたから、さすがに疲れて、寝巻に着換えるのもめんどうくさくて、羽織も脱がずにベッドに寝ころがって、そのまま、うとうと眠った。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
早うお寝巻に着換えたらええ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
」眉をひそめて不機嫌そうに言いながら、ベッドの引出しから寝巻を取り出し、「世話の焼けるぼんぼんや。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
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寝巻(ねまき、寝巻き)とは、就寝時に身にまとう衣服。昔、庶民の間、体を暖かくするため、服を肌に巻くという慣習が語源だと考えられている。
出典: 寝巻 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0