筆数
ふでかず
名詞
標準
文例 · 用例
その返礼として鼠鬚筆数本と、銅緑の筆架と、好物の茶と、恵山泉の名水幾瓶とを歐陽修から贈って来たものだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
ビュッフォンは彼の時代の、筆数ばかり多くて一向要領を得ない宇宙創造論者に対して次のような言葉で、かなり辛辣なしかも当を得た批評をしている。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
それで全体の筆数はといふと、極めて少いもので、二分間位に書けてしまひさうな画である。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
筆数は余り多くないが、その大樹があるために何となくその景色が物凄くなつて、その樹は慥に下の方の深い谷間に聳えて居るといふことがよくわかる。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
(八月二十四日)百五○略画俳画などと言つて筆数の少い画を画くのは、むしろ日本画の長所といふてもよい位であるが、その略画といふのは複雑した画を簡単に画いて見せるのを本領と思ふて居る人が多い。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
蕗子は伸子たちがモスク※で暮すようになってからたまにエハガキをよこすぐらいで、口数のすくない人らしく筆数も多くなかった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
なぜと云うに、宿料、朝食代、給仕の賃銀なんぞの外に、いろいろな筆数が附いている。
— オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 『襟』 青空文庫
連載中の「三国志」、「新書太閤記」等のほか随筆数篇を各誌に。
— 吉川英治 『年譜』 青空文庫