粉白粉
こなおしろい
名詞
標準
face powder
文例 · 用例
」 妹を非難する新子の心も、鏡台の前の各々好もしい形をしたマックス・ファクターのクリームやローションや粉白粉の瓶の形の好もしさに緩和された。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
――早くお寝なさいまし」 意外なほどにもなまめいた声で言って、咄嗟に気がついたものか、座敷に点々とおちている血の雫の上へ、パッパッと一杯に粉白粉をふりかけておくと、ぺったり長襦袢のまま直人の枕元へ座って、さもさもじれったそうに、白い二の腕を髪へやった。
— 佐々木味津三 『流行暗殺節』 青空文庫
白蝋の面の上に、香りの高い白粉がのべられ、その上に淡紅色の粉白粉を、彼女の両頬に円らな瞼の上に、しずかに摺りこんだ。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
鏡台の引出しには「菊童」という、さらりとした薄い粉白粉と、しょうえんじがお皿に入れてあった。
— 蕎麦屋の利久 『旧聞日本橋』 青空文庫
」 千鶴子は急に首を上げて矢代の肩に附いた粉白粉を払った。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
髪をくしけづり、粉白粉もつけて、また、急いで食堂へ戻つたが、網戸を叩く白い蛾の気忙はしい羽音だけで、広い食堂は森閑としてゐる。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
サイゴンで買つた、ミッチェルの口紅や、粉白粉を、近々好便を選んで内地へ送つてやりたいと、富岡は妻の邦子に、そんな事も書き添へてやりたかつた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
ゆき子は、おせいの粉白粉やパフを遠慮なく使つてゐる。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はメイクの仕上げに、軽やかに粉白粉をはたいた。
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夏場は、汗で化粧が崩れないように粉白粉が必須だ。
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昔の舞妓さんは、真っ白な粉白粉で顔を塗っていた。
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