諸豪
しょごう
名詞
標準
文例 · 用例
今北信の諸豪が泣きついて来たのこそ、又とない機会である。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
さて、いよいよ西上の段取であるが、三河の西辺の諸豪族、特に尾張の信長を破らなければ、京に至る事は出来ない。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
果然これを機会として京畿の官軍は一時に蜂起し、紀伊熊野諸豪多く官軍に応じ、和泉摂津にも之に響応する者が少くなかった。
— 菊池寛 『四条畷の戦』 青空文庫
しかも、彼を脅かす東国の諸豪相次いで世を去つたので、彼の天下一統は必ず近きにあり、と自他共に信じてゐたが、測らずも、十七年間重用し来つた家臣光秀のために、京都本能寺に於て、弑せられた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
有名な野村|望東尼を仲介として西郷、高杉の諸豪は勿論、その他の各藩の英傑が盛んに筑前藩と交渉した形勢は、筆者の幼少の時に屡々、祖父母から語って聞かされた事である。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
しかし彼は他の玄洋社の諸豪傑連と聊か選を異にしていた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
塾の名前は忘れたが、タカが女の学問塾と思って軽侮すると大間違い、頭山満を初め後年、明治史の裏面に血と爆弾の異臭をコビリ付かせた玄洋社の諸豪傑は皆、この高場乱子女史と名乗る変り者の婆さんの門下であったというのだから恐ろしい。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
その頃、筑前志士の先輩に、越智彦四郎、武部小四郎、今村百八郎、宮崎|車之助、武井忍助なぞいう血気盛んな諸豪傑が居た。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫