得喪
とくそう
名詞
標準
acquisition or forfeiture
文例 · 用例
利害得喪、今はそのような事に頓着無い。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
物質的利益に超脱し、名誉、地位、得喪の上に優游するを得ば、世間に行わるる勝敗は児戯に等しきものとなる。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
得喪の理も死生の情も知って見れば、つまらないものなのです。
— 芥川龍之介 『黄粱夢』 青空文庫
二 毀譽得喪、眞是人生之雲霧、使人昏迷。
— 南洲手抄言志録 『南洲手抄言志録』 青空文庫
〔譯〕毀譽得喪は、眞に是れ人生の雲霧、人をして昏迷せしむ。
— 南洲手抄言志録 『南洲手抄言志録』 青空文庫
そしてあの世棄人も、遠い、微かな夢のように、人世とか、喜怒哀楽とか、得喪利害とか云うものを思い浮べるだろう。
— ハンス・ランド Hans Land 『冬の王』 青空文庫
ただ一翳眼に在って空花乱墜するが故に、俗累の覊絏牢として絶ちがたきが故に、栄辱得喪のわれに逼る事、念々切なるが故に、ターナーが汽車を写すまでは汽車の美を解せず、応挙が幽霊を描くまでは幽霊の美を知らずに打ち過ぎるのである。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
これは極端な空想であってすべての書物がことごとくそういう映画で代表されようとは考えられない。
— 寺田寅彦 『教育映画について』 青空文庫
作例 · 標準
昇進や降格は、人生における得喪の繰り返しだ。
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資産の得喪は、その人の運だけでなく、努力にも左右される。
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株式投資には得喪がつきもので、常にリスクを伴う。
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