牝鶏
ひんけい
名詞
標準
hen
文例 · 用例
この語は coq から来ていて、一羽の雄鶏が数羽の牝鶏に取巻かれていることを条件として展開する光景に関するものである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
」 知っている人間の顔を見ると、この太ッちょの牝鶏は、相手の心配をかまわず、誇らしげに、これを繰りかえした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
うちの百々ちゃんはね……」 また、牝鶏がうるさく繰りかえしだした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
その読本にあったことで今でも覚えているのは、あひるの卵をかえした牝鶏が、その養い子のひよっこの「水におぼれんことを恐れて」鳴き立てる話と、他郷に流寓して故郷に帰って見ると家がすっかり焼けて灰ばかりになっていた話ぐらいなものである。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
そうしてこの牝鶏と帰郷者との二つの悪夢はその後何十年の自分の生活に付きまとって、今でも自分を脅かすのである。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
それから、私たちの動き方、歩き方は、ちょうどあの羽ばたきはするが飛ぶことの出来ない牝鶏のようなものだ。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
牝鶏が卵を生んだあとの気持ち。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
だから、草履を一足とられただけで、反対に泥棒が立派な煙草入を忘れていつたので、さしひきすると得をしてしまつた勘又さんでも、真鍮のぴかぴか光つた茶釜と牝鶏を一羽盗まれた弥助さんと同じやうに、かんかんになつて怒つた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
作例 · 標準
庭で牝鶏がのんびりと餌をついばんでいる。
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牝鶏が卵を産む小屋を「鶏舎」と呼ぶ。
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昔話には、よく賢い牝鶏が登場する。
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