たし
たし
補助形容詞頻度ランク #10892 · 青空 207 例
標準
want to ... do something
文例 · 用例
別に邪魔になる程に、大声で笑つたわけでもなかつたし、それにしてもだ、先生がカン/\になつてたことは事実だし、先生自身何をそんなに怒るのか知つてゐぬらしいことも事実だし、俺としたつて意地やふざけで笑つたわけではなかつたのだ。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
この私の弱い骨を、暖いトレモロで満たして下さい。
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
「西部劇通信」だの「ゼーロン」だのを書いた昭和五年の頃は、彼の返り咲きの観があつたし、評判がよかつたのであるが、あの頃のものよりも、それから暫く後に書いた、水車小屋の壁に凭れて月の明りで手紙を読む短篇なぞの方が、遙かに牧野さんらしいものであると思はれる。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
手短かに云へば、作家牧野は、もつと書き流す態の作をするにはあまりに純粋の要求があり過ぎたし、完固たるフォルムに到達するためにはあまりに情調派であり過ぎたのである。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
まひる利根川のほとりを歩めば、二人歩めばしばなくつぐみ、つぐみの鳴くに感じたるわが友のしんじつは尚深けれども、いまもわが身の身うちよりもえいづる、永日の嘆きはいやさらにときがたし、まことに故郷の春はさびしく、ここらへて山際の雪消ゆるを見ず。
— 萩原朔太郎 『利根川の岸邊より』 青空文庫
ああ、いづこぞ夢の序樂のぽろねえず、會社は河岸に涙をひたし、花店の飾窓つゆにぬれたり、しばしまたつりがね鳴らむ、あさまだきにほふ葉影に、しろじろとかざし泳がせ、この列をなす少女らあゆむ。
— 萩原朔太郎 『若き尼たちの歩む路』 青空文庫
――さうだとすると、これはまたしても芸術の中に生活を見出すことのない、「生活の余暇の芸術」であると思はれる。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
たしかに、その不幸が彼女の作品を一層立派にしてゐるのではあるが。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
作例 · 標準
「今すぐあなたに会いたし」と綴られた古い恋文が、文箱の底から見つかった。
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故郷の海を見ながら静かに余生を送りたし、というのが彼のささやかな願いだった。
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「一度でいいから、あの名画を直に拝みたし」と、老紳士は熱っぽく語った。
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