欲目
よくめ
名詞
標準
partiality
文例 · 用例
自然都市の到る處に色欲の享樂機關の豐富なのは驚くほどだが、それに伴ふ催欲的な存在物、つまり春本だとか、春藥だとか、催欲目的の酒だとかが非常に多い。
— 南部修太郎 『阿片の味』 青空文庫
而も欲目かは知らないが、變に此方を誘ふやうな素振りを見せるぢやないか。
— 南部修太郎 『S中尉の話』 青空文庫
まさか來てやしまいとは思つたが、其處は欲目で行つて見ると、案の定ゐなかつた。
— 南部修太郎 『S中尉の話』 青空文庫
近郷の農民はひいきの欲目から、糟谷は遠からずきっと場長になると信じておった。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
得手勝手と云ふ事は、欲目と云ふ事だ。
— 尾崎放哉 『俺の記』 青空文庫
僕の前にすわっている人が僕にどこへ行くのかと聞くので、富士山へ登る予定だといったら少なからず驚いて、君はどう欲目に見ても、富士山へなど登れそうにないという。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
気だてと云い、顔と云い、手前の欲目では、まずどこへ出しても、恥しくないと思いましたがな。
— 芥川龍之介 『運』 青空文庫
けれども僕の眼識は欲目のために鈍つてゐて、赤彦君は三月尽を待たずに歿し、短歌の製作も『犬の歌』以後は絶えたのであつた。
— 斎藤茂吉 『島木赤彦臨終記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に自分の欲目で物事を判断する傾向がある。
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その決定は、公平な視点ではなく、欲目によって下されたようだ。
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欲目から解放され、客観的に状況を分析する必要がある。
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