闇闇
やみやみ
副詞
標準
without one's knowledge
文例 · 用例
「くれぐれと」は、「闇闇と」で、心おぼろに、おぼつかなく、うら悲しく等の意である。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
黒闇闇裡――聞こえるのは、不知火連のかけ声だけ、閃めくのはその一党の剣光のみ。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
これほど子供のうちより心の繋りを持つ富士が、自分が死んで、やみやみ後に安泰で残る筈がない。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
万一相手の娘がよくない者で、だしぬけに何かの悪さを仕掛けたとしても、やみやみ彼女に負かされる程のこともあるまいと多寡をくくっていたので、文字春はさのみ怖いとも恐ろしいとも思っていなかったのであるが、何分にも自分のあとを付け廻してくるのが気になってならなかった。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
俺も一箇の女|故に身を誤つたその余が、盗人家業の高利貸とまで堕落してこれでやみやみ死んで了ふのは、余り無念とは思ふけれど、当初に出損つたのが一生の不覚、あれが抑も不運の貫一の躯は、もう一遍|鍛直して出て来るより外為方が無い。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
ついそのままに延引していたが、親の子煩悩が仇となって、あたら花盛りをやみやみと過ごさするもまた本意でない。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
「山名殿は塩冶の追っ手、又わたくしはお前さま方の追っ手、たがいに大事の役目をうけたまわって参りましたに、山名どのは塩冶の奥方を捕り損じて、やみやみと火中させ、わたくしも又おめおめと手を束ねて戻りましては、殿の御不興いかばかりか、恐れながらお察しくださりませ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
かえで ついにやみやみ御最期か。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は彼の心変わりを闇闇として知らなかった。
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プロジェクトの裏で進められていた計画を、彼は闇闇として知らなかった。
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母は子供が秘密を抱えていることを闇闇としていた。
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