苛法
かほう
名詞
標準
文例 · 用例
しかるにこの意味を知らずして、きかぬ薬を再三飲むがごとく、小刀細工の仁政を用い、神ならぬ身の聖賢が、その仁政に無理を調合してしいて御恩を蒙らしめんとし、御恩は変じて迷惑となり、仁政は化して苛法となり、なおも太平を謡わんとするか。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
秦始皇が海内一統の後、苛法を施き書を焚き儒を坑にせしは、李斯の言の聽く所なりと雖も、韓非豫め之が素地をなしたる者といふべし。
— 小柳司気太 『韓非子解題』 青空文庫
仍被追却之輩欲令安堵、相具令上洛之処、苛法相 之間、慮外被打取畢。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
第九十六回 教育の奨励法奨励の苛法 そういうむつかしい修辞学を教えるのですからなかなか子供には堪えられない。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
郡上の城主金森兵部少輔頼錦は、徳川期の数ある暴君の中でも、暴歛苛法で有名でしたが、その暴政を寛和するために、長い間父親と争い続けているのは、その後取の出雲守頼門だったのです。
— 大名の倅 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫