がま口
がまぐち
名詞
標準
(coin) purse with a metal clasp
文例 · 用例
」獅子はチョッキのかくしから大きながま口を出してせんべい位ある金貨を八つ取り出して象にわたしました。
— 宮沢賢治 『月夜のけだもの』 青空文庫
よし、僕が助けてやろう) 亮二はこっそりがま口から、ただ一枚残った白銅を出して、それを堅く握って、知らないふりをしてみんなを押しわけて、その男のそばまで行きました。
— 宮沢賢治 『祭の晩』 青空文庫
自分がまごついているので、女も立って、自分のがま口をのぞいて、「あら、たったそれだけ?
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
飛んで来たのは僕のがま口だ。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
」「なアに、おッ母さん、けさ、僕が落したがま口を拾ってもらったんです」というと、その跡は吉弥の笑い声で説明された。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
そこの道ばたに、小さなふろしきを一枚しいて、その上にがま口を五つ六つ並べ、そのそばにしゃがんで、何かしきりにしゃべっている男があった。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
十七日 紫色のあの皮のがま口をすりにすられた。
— 一九一六年(大正五年) 『日記』 青空文庫
ある日文子は雑誌を買おうと思ってがま口を懐にして外へでた、雑誌屋の店頭に男女の学生が群れていた。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
作例 · 標準
祖母が使っていた古い着物生地のがま口には、いつも小銭と飴玉が入っていた。
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可愛らしい猫柄のがま口を見つけて、つい衝動買いしてしまった。
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着物に合わせて、レトロな雰囲気のがま口を選ぶのが彼女のこだわりだ。
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