覚束ない
おぼつかない異読 かくそくない
形容詞頻度ランク #32528 · 青空 783 例
標準
uncertain
文例 · 用例
まだ書くことはいくらでもあるのであるが、なにさま記臆のない時のことであるから、あんまり書いて筆力の覚束ないところを出してもなるまい。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
阪の中程に街燈がただ一つ覚束ない光に辺りを照らしている。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
その代りもう十一銭の宿泊料では覚束ないであろう。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
それから前垂のようなものを着けていたような気もするがこれはいっそう覚束ない。
— 寺田寅彦 『高浜さんと私』 青空文庫
机の前に坐って傍の障子を見ると、姪がいつの間にか落書したのであろう、筆太に塗りつけた覚束ない人形の絵が、おどけた顔の横から両手を拡げている。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
生憎時計を見ると、かれこれ午後二時に近い、空気も稀薄になり始めて、絶頂まで、遅々たる足取りでは、今夜中にホテルまで、戻り得られるか否かも、覚束ないので、ここから下山することにした。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
自分はこれから寝て、明日はまた、次に来る来年の「試験」の準備の道程に覚束ない分厘の歩みを進めるのである。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
勿論其の当時にあっては予も総べての希望を諦め老親の膝下に稼穡を事とする外なしと思ったが、末子たる予は手許に居るというても、近くに分家でもすれば兎に角、さもなければ他家に養子にゆくのであるから、老親の希望を遺憾なく満足させるは、少しく覚束ない事情がある。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
unreliable
作例 · 標準
例句
標準
unclear
作例 · 標準
例句