格子窓
こうしまど
名詞
標準
latticed window
文例 · 用例
表の河沿いの道路に面した格子窓には風鈴が吊されて夜風に涼しい音を立てていたように思う。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
(F・O)S=吉原神道流剣道指南 白倉源五左衛門の看板S=道場の表 格子窓から覗き込んで居る人々。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
」 ふと煤煙にすゝけた格子窓のさきから、聞覚えのある声がした。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
中六番町の家を引き払おうという二三日ぐらい前の夜半に盗賊がはいって、玄関わきの書生部屋の格子窓を切り破って侵入した。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
わが家の格子窓から、子供らが顔を出して、別れを惜しむ。
— 太宰治 『父』 青空文庫
滝太郎がその挙動を、鋭い目で角の屑屋の物置みたような二階の格子窓に、世を憚る監視中の顔をあてて、匍匐になって見ていた、窃盗、万引、詐偽もその時|二十までに数を知らず、ちょうど先月までくらい込んでいた、巣鴨が十たび目だという凄い女、渾名を白魚のお兼といって、日向では消えそうな華奢姿。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
門に向いた教室の格子窓には、窓を脊にして立つてゐる参観の教師達の姿が見えた。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
中に往来の人の目に附くのは、裁縫を教えている女の家で、昼間は格子窓の内に大勢の娘が集まって為事をしていた。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
作例 · 標準
監獄の格子窓からは、四角く切り取られた空だけが恨めしそうに見えていた。
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夕暮れ時、格子窓から漏れるオレンジ色の光が、通りを温かく照らしている。
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教会の高い位置にある格子窓には、美しいステンドグラスがはめ込まれていた。
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