果物畑
くだものばたけ
名詞
標準
orchard
文例 · 用例
それから今度は北風又三郎が、今年はじめて笛のやうに青ぞらを叫んで過ぎた時、丘のふもとのやまならしの木はせはしくひらめき、果物畑の梨の実は落ちましたが、此のたけ高い三本のダァリヤは、ほんのわづか、きらびやかなわらひを揚げただけでした。
— 宮沢賢治 『まなづるとダァリヤ』 青空文庫
そしてその平地の兩側は例の雜木の山、果物畑の山となつてゐるのです。
— 伊豆西海岸の湯 『樹木とその葉』 青空文庫
だが果物畑といふものは、今の樣に果が一つもない時候になつたつて、また今夜のやうに樹の姿がそれとしか闇のなかに見えなくなつて、すがすがしい氣持がするものだ。
— 福士幸次郎 『地方主義篇』 青空文庫
わたしはそこでどんな遲い晩でも、この廣い果物畑を三四町眞直ぐに突つ切つて、途中家と言へば林檎の番小屋に毛を生やしたやうな、百姓家の二三軒しかない眞つ暗な路を通つて、自分の家にかへる。
— 福士幸次郎 『地方主義篇』 青空文庫
イギリスあたりの水彩畫にある高い茅屋根と、窓あかりを樹木の間から現してゐる百姓家が、まばらな家並みを續け、店屋といふと殆ど無いと言つてよい村の廣い本通りを歩かないで、この果物畑の直線の路を通つて、自分の家にかへる。
— 福士幸次郎 『地方主義篇』 青空文庫
「こんな淋しい果物畑の路を淋しいとも思はず、かへつて無限にたのしいとくらゐに思へるのは不思議なことだ。
— 福士幸次郎 『地方主義篇』 青空文庫
三根夫は、べつのところで、果物畑を見た。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫
ああ、もしも今そんなのが果物畑になっているのが見つかったとしたら、一ブッシェルでも大したお金になろうというような林檎でした!
— A WONDER BOOK FOR BOYS AND GIRLS 『ワンダ・ブック――少年・少女のために――』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の家の裏には、様々な種類の果樹が植えられた果物畑がある。
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春になると、果物畑には白い花が咲き乱れ、美しい景色が広がる。
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収穫期には、家族みんなで果物畑に行って、美味しい実をもぎ取る。
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