同穴
どうけつ
名詞
標準
being buried in the same grave
文例 · 用例
といえば、もとより同穴の貉にて、すべてのことを知るものなれば、銀平は頷きて、「へい宜しゅうございます。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
聞き兼ねけんと猜するまゝ、思ひ入りて擦る数珠の音の声澄みて、と復び言へば後は言はせず、君にて御坐せしよ、こはいかに、と涙に顫ふおろ/\声、言葉の文もしどろもどろに、身を投げ伏して取りつきたるは、声音に紛ふかたも無き其昔偕老同穴の契り深かりし我が妻なり。
— 幸田露伴 『二日物語』 青空文庫
これは人情の自然、まことに止むを得ないところで、エイ子にはビー子とシー子の存在を秘密にして偕老同穴を誓っている。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
現在、死人の戸籍に這入っているその少女は、近いうちに自分のシャン振りと負けず劣らずの、ステキ滅法界もない玉の如き美少年と、偕老同穴の契を結ぶ事になっているのだ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
其事情は如何ようにても、既に結婚したる上は、夫婦は偕老同穴、苦楽相共の契約を守りて、仮初にも背く可らず。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
一 偕老同穴は夫婦の約束なれども、如何せん老少不定は天の命ずる所にして、偕老果して偕老ならずして夫の早く世を去ることあり。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
長崎へ送られて、火責め、水責めの拷問で六ヶ月責めつけられたが一人も屈する者がなく、奉行もうんざりして死刑を決し、一六四三年三月十六日、大拷問にかけてのち、マストリリに施したと同様の異様な化粧をさせて引廻しの上、一同穴つるし。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
毛詩に、「死則同穴」とあるのは人間共通の合致であるだろう。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
作例 · 標準
夫婦は「死後も同穴に」と願っていた。
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戦乱の中、彼らは同穴の覚悟で戦った。
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友人の同穴の誓いを、彼は一生忘れないだろう。
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