両隣
りょうどなり
名詞頻度ランク #42642 · 青空 63 例
標準
both sides (on the left and right)
文例 · 用例
荷物といふは大八に唯一くるま来たりしばかり、両隣にお定めの土産は配りけれども、家の内は引越らしき騒ぎもなく至極ひつそりとせし物なり。
— 樋口一葉 『うつせみ』 青空文庫
家主と両隣りの人々に附き添われて、お徳はこころも空に江戸川堤へ駈けつけると、死骸はもう引き揚げられていた。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
両隣りの人に挨拶して、やがて格子をあけてはいったかと思うと、たちまち泣き声をあげて転げ出して来た。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
おみよがいつの間に帰って来て、いつの間に殺されたか、両隣りの者すらも気がつかなかった。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
」 三「はい、あの軒ごと、家ごと、向三軒両隣と申しました工合に、玉転し、射的だの、あなた、賭的がござりまして、山のように積んだ景物の数ほど、灯が沢山|点きまして、いつも花盛りのような、賑な処でござります。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
」三「はい、あの軒ごと、家ごと、向三軒両隣と申しました工合に、玉転し、射的だの、あなた、賭的がござりまして、山のように積んだ景物の数ほど、灯が沢山|点きまして、いつも花盛りのような、賑な処でござります。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
向うが空屋で両隣が畠でな、聾の婆さんが一人で居るという家が一軒、……どうだね、」と物凄いことをいう。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
向うが空屋で両隣は畠だ、聾の婆が留守をしとる、ちっとも気遣はいらんのじゃ、万事|私が心得た。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
作例 · 標準
新しいマンションへの引っ越しの挨拶として、向こう三軒両隣の部屋に菓子折りのギフトを配って回った。
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混雑する新幹線の指定席に座ると、両隣の乗客はすでにお酒を飲んで気持ちよさそうに眠っていた。
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「私の実家は、両隣を真新しい高いビルにぴったりと挟まれた、日当たりの悪い小さな古い一軒家なんです」
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