世間的
せけんてき
形容動詞
標準
public (attention, recognition, etc.)
文例 · 用例
からだの弱い男といふものは、足の惡い馬よりも、もつと世間的の價値が低いやうである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
これだけでも、既に世間的價値がゼロに近いのに、さらにこのお爺さんには子供が無い。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
「世間的の人物にならないで、どうして小説が書けるか。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
苦勞した人間と、苦勞しない人間(世間的生活的の意味でいふ)とは、他人に對する「思ひやり」や、氣の毒な人たちに對する心のもち方ですぐわかつてしまふ。
— 萩原朔太郎 『室生犀星の印象』 青空文庫
之れに反して、世間的の苦勞を知らない人は、よほど善良な人でも、かうした博愛的の感情をもたない。
— 萩原朔太郎 『室生犀星の印象』 青空文庫
彼には遠慮とか氣がねとかいふ世間的の感情は殆んどない。
— 萩原朔太郎 『室生犀星の印象』 青空文庫
北原氏が外見ぼんやりとしてゐる所から、世間的の意味でも、彼を組し易い人間だと思へばとんでもない目に逢ふでせう。
— 萩原朔太郎 『ふつくりとした人柄』 青空文庫
その意志では野口氏の世間的に孤獨の人たる事實を述べ、いかにこの先輩の心境にまで、詩人としての深き愛慕を感ずるかといふことを言はうとした。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
作例 · 標準
その芸術家は、作品に対する世間的な評価を求めた。
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そのイベントは、かなりの世間的な注目を集めた。
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彼は、世間的な名声よりも静かな人生を好んだ。
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