打ちひしぐ
うちひしぐ
動詞-五段-ガ行動詞-他動詞
標準
to crush (with the weight of misfortune)
文例 · 用例
時々、魔の腕のやうな眞黒な煙が、偉なる拳をかためて、世を打ちひしぐ如くむく/\立つ。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
」と声も凜々しく、鉄扇でピシッと打ちひしぐ。
— 国枝史郎 『善悪両面鼠小僧』 青空文庫
特に恋愛の深いまじめな意味に対する感受性を鈍らせないために、性慾の暴威を打ちひしぐ必要があります。
— 和辻哲郎 『すべての芽を培え』 青空文庫
しかし、回時に、その不幸が次郎の求むる心を打ちひしぐほどのものでなかったということは、彼の生命の健全さにとって、何という仕合わせなことであったろう。
— 第三部 『次郎物語』 青空文庫
ドヴォルシャークはその環境を愛し、ボヘミアらしい空気の中にひたって、僅かに弱い心を打ちひしぐ郷愁を慰めていたのである。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
おのれを殺さんとする雷電をかくのごとき言葉で打ちひしぐことは、すなわち勝利を得ることである。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
例句